高校生になると必ず通る道が「進路選択」。どんな職業に就こうかな。大学で何を学ぼうかな。たくさんある選択肢に、夢や希望を持ちながら考えをめぐらせます。けれども、机に向かって考えているだけではわからないこともたくさんあります。同時に社会にでる不安も感じることでしょう。
そんな高校生が、悩みや不安から1歩踏み出すための取り組みが「インターンシップ」です。期間を定め会社や事業所へ通い、就労体験をします。よこはまユースが運営する放課後キッズクラブでは、今年度から「高校生インターンシップ」の受け入れを開始しました。来てくれたのは2人の高校生。桜井小キッズクラブで3日間のインターンシップを実施しました。
はじめは子どもたちとのふれあうことからスタート。一緒に遊びながら、1人ひとりの個性や特徴を把握します。同時に子どもたちにスタッフとして受け入れてもらいます。信頼関係が不可欠なキッズクラブでの要の仕事です。
来所した子をチェックする「受付」を教えてもらいます。画面を見ながら主任の説明を聞く2人の顔は、真剣そのもの。子どもの安全を守ることは大切な仕事です。
キッズクラブでは、毎日同じ子どもが来るとは限りません。実習最終日に初めて会う子もいました。それでも、お別れのときには「今度いつ来るの?」「まだ遊ぼうよ」と引っ張られる実習生。困っていながらも、顔は嬉しそうでした。
将来は子ども関係の仕事に就くことを考えている2人。夢の実現に向け、一歩ずつ前進してほしいと思います。
ここで、実習生が2人で協力して書いた活動レポートをご紹介。
(文章起こし、パソコン入力、ファイルのメール送信、初めての作業も一生懸命に取り組んでいました。)
インターンシップで3日間桜井小学校に参加させていただきました。
キッズクラブのみんなはこんなに暑い中でも暑さに負けず、元気に遊ぶキラキラした子どもたちばかりでした。
最初は打ち解けられるか心配でしたが、みんな気軽に話しかけてくれて、すぐになじむことができました。
一緒に本を読んだり、外で遊んだり、ダンスをしたりと様々なことをして遊びました。
勉強の時間では、みんなそれぞれ宿題や問題集を広げ、きちんと勉強をし、わからないところを聞いてくる子もいました。
おやつの時間では、一つのテーブルを囲み、みんなの顔を見ながら、楽しく会話ができました。
桜井小キッズクラブは「もっとみんなで遊びたい!」と思えるようなキッズクラブでした。
よこはまユースが運営する放課後キッズクラブでは、今後もインターンシップを受け入れていきます。子どもに関心のある人、教員や保育士を考えている人、学童保育や児童館で働いてみたい人。キッズクラブでその思いを咲かせてみませんか?