キッズ補助指導員研修「チームの一員として」

11月20日(火)・22(木)10:00~12:00、横浜市青少年交流センターで放課後キッズクラブ補助指導員研修を行いました。
今回は、よこはまユースが運営する19校のキッズの補助指導員が2日間で146名参加しました。

研修の様子

  • 研修テーマ「子どもの育ちの場を創造するチームの一員として」

前半は、講師によるアイスブレイクや講義交え子ども達と関わるうえで、重要なことやポイントを教えてもらいました。ポイントとしては、以下の3点です。

  1. 自分ができなくても、子どもと一緒に楽しむこと
  2. 子どもに完璧を求めないこと
  3. “嫌だな”と思う気持ちは大人も子どもも変わらないということ

補助指導員研修アイスブレイク

上の写真は「ジャンケン負け残り」。
「この人数なら残らないだろう」と集団でいるときは、このような気持ちに誰でもがなると思います。
しかし、いざ残ってしまうと「私だけ残っている」「恥ずかしい」…、とても嫌な気持ちになります。こう思う気持ちは大人も子どもも変わりません。
日頃、子どもに注意していること(話が終わったら移動する等)をしてしまい、“子どもと同じことをしている”と自分に気づける場面もありました。
後半は、10グループつくり自己紹介や情報交換などをしました。
また、3つの課題に向かってグループディスカッションを通じ、いろいろなことを学びました。

【課題1】 1~20の項目チェック

グループワークの様子

“1人1人の子どもに時間をもって接したい” “子どもは可愛い”
補助指導員の気持ちはみんな同じでした。しかし、参加人数によりなかなか1人の子に時間を費やせないといった現場の大変さも感じとれました。
話し合いの中で同じ思いや悩みを持っている方と話ができたことで、「仕事への意欲がわいてきた」「悩みが解消できた」という人もいました。

【課題2】 あなたならどうする?

A子さんは、仲間と遊ぶの苦手でいつも1人で遊んでいる。
皆で遊ぶようにしてあけるが、自分勝手で皆となじめない傾向がある。

以上の課題について話し合いました。
どのグループもここは声をかけてあげよう!ここは見守ろう!
子どもの実態・状況に合わせて子ども達とどう接していくか適切に判断していました。
また、この課題では「人権」についても学びました。
「この子はいつもこうだから」「この子はこういう子なの」とラベルを貼ってしまいがちですが、実際はどうなのでしょう?
その背景には、何かある。家庭? 障害? さまざまな問題を抱える子ども達とどう向き合っていくのか、とても考えさせられました。

【課題3】 新聞で〇〇を作ろう

作品の発表

グループに1枚新聞紙を与え、20日はキリン、22日はカメを作りました。
1人の所要時間が10秒間と短い時間ながらも笑顔で作業していました。
ここで大事なのは、上手にできたかではなく「私は頭から」「私は脚から」とさまざまな考えがあるように人それぞれ思うことが違います。
グループのみんなに「私は・・・」と伝えなければ同じ方向には向きません。
現場で例えるなら、「あの子をどうかしたい」と思う気持ちをキッズの皆で共有しあえているか、1人で抱えていないかということです。
その問題に向かって「みんなで頑張る」「みんなで協力する」…、それがキッズのチーム力アップにつながるんだとういことを理解しました。

  • 全体を通して

今回の研修では、新たに学んだこともあると思います。しかし、1番は、“振り返れた” “気づけた”といった点だと思います。
日頃、子ども達と接している中で改めて自分の気持ち・考えを再確認できたのではないでしょうか。
今回の研修で、少しでも子どもと接してくうえで変化があれば嬉しく思います。

 

放課後キッズクラブ

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