2013年2 月23 日(土)、横浜市中央卸売市場「南部市場」(金沢区鳥浜)で、「海苔づくり」を体験しました。
昨年2月、野島での「海苔づくり体験」に参加した、本町小キッズクラブからの発信で実現したプログラムです。
今年は本町小キッズクラブのほか、能見台小キッズクラブ、秋葉小キッズクラブ、桜井小キッズクラブ、浦島小キッズクラブ、瀬ヶ崎小キッズクラブの計6キッズ、 児童・保護者合わせて約130人が参加しました。
指導してくださったのは、横浜に緑豊かな美しい砂浜をつくるために様々な活動していらっしゃる特定非営利活動法人ともに浜をつくる会(以下、「NPO.とも浜」と略させていただきます)、 そして漁師さんの皆さんです。
「NPO.とも浜」の石田理事長のお話の後、子どもたちは2グループに分かれて、早速、作業を開始しました。
- まず、横浜市でただ1つ残された自然海岸・野島海岸で育てた海苔芽を網から摘みます。
「ヌルヌルしてるね」
「食べられる?」「天然の生海苔だよ。食べてごらん」
- 摘んだ海苔を、包丁で細かくきざみます。
- 次は、いよいよ「海苔すき」です。
まず、石田理事長からやり方とコツを教えていただきました。
大きな桶の中のきざんだ海苔と水をかき混ぜてから、升(ます)ですくったら、 “のりす”の上に置いた枠に、流し込みます。
このときのコツは、一気に流し込むこと。
でも、どうしても厚みがムラになってしまい、石田理事長のお手本のようには、なかなかうまくできません。
上手にできると、 指導してくださっている漁師さんから、「山○山からスカウトされるぞ」とお褒めの言葉が…。
- すいた海苔は天日に干して乾燥させます。
朝のうちは曇っていた天気もこの頃には、青空が広がっていました。
「早く乾くといいなぁ」。
ココまでの作業が完了して、昼食タイムに。
「NPO.とも浜」のスタッフの方が、生海苔がたっぷり入ったお味噌汁を振舞ってくださいました。
お味噌汁の温かさとスタッフの皆さまの思いが、お腹にも心にもしみ渡り、おいしさもアップ。
朝から屋外での作業で冷えた体には何よりのごちそうでした。
みんなおかわりをして、おいしくいただきました。ありがとうございました。
「干した海苔のそばにいってごらん」
「NPO.とも浜」のスタッフのお一人が声をかけてくださいました。
「パチパチ」
海苔が乾くときにこんな音がするんだ。
生まれて初めて聞く音に感動です!
天候にも恵まれ、自分たちで「摘んで」「きざんで」「すいて」「干した」海苔が乾いたので、 「海苔はがし」も体験できました。
板で海苔を押さえながら、端から“のりす”を引っ張ってはがしていきます。
それぞれ自分ではがした海苔をお土産にいただきました。
手づくりの海苔を食べながら、お家の方とどんな話をするのかなぁ。
「NPO.とも浜」の皆さんと漁師さんたちのご指導の元、伝統的な方法で海苔をつくるという貴重な体験させていただくことができました。
場所を提供してくださった、横浜南部市場共栄会の皆さまにも感謝です。
「ありがとうございました」
今回の体験をとおして、きれいな浜の大切さを実感してくれたら、うれしいな。
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