2月22日、海風にふかれながら、横浜市中央卸売場・南部市場にて「海苔づくり」に挑戦しました。
挑戦したのは、能見台小キッズ、秋葉小キッズ、南瀬谷小キッズ、本町小キッズ、桜井小キッズ、瀬ケ崎小キッズの6キッズ。
特定非営利活動法人ともに浜をつくる会(以降とも浜さんと略させていただきます)が、漁師の皆さんと共に企画し、毎年呼びかけてくださるイベントです。今回で3回目。「子どもがすごく楽しみにしているんです」と保護者の方から声があがるくらい人気のプログラムです。
朝からにぎわう市場の中を歩き、心がわくわくしてきました。
とも浜さんが準備をしているあいだ、腕まくりをしてやる気満々で待っていたのは、瀬ケ崎小キッズ。
最初の行程は海苔摘み。ながーい網から海苔芽をきれいに摘みます。
広く張った網の下にいち早く潜ったのは、桜井小キッズ。
「入っていいよね?」
「いいんだよ」
「やった!いこう!」
「職人じゃないし。」
どこか嬉しそうな表情でぶっきらぼうに応えるのは本町小キッズの男の子。ボウルを抱え、無心に摘んでいました。思わず出たのが「職人」の一言。うん!似合う!
海苔摘みが一段落(大人にバトンタッチ?)したら、次は海苔たたき。摘んだ海苔を大きな包丁でたたきます。
ほ…包丁が重い。大人でも5分で腕が痛くなるくらい。すぐに疲れちゃうので、交代で行いました。
これでもか!というくらいたくさん叩いた海苔を、いよいよすきます。
水と混ぜた海苔を、海苔簾(のりす)の上に乗せた四角の枠に流し込む工程。これが難しい。
「うーん、これはもう一回だな」
「勢いよく入れすぎちゃって、ココの海苔がなくなっちゃったな」
とも浜さんの辛口コメントに燃えて何度も挑戦するのが、秋葉小キッズ。「もうコツを覚えた」と胸をはる男の子は3回目?の挑戦で…あれ、穴が空いちゃった。
海苔づくりイベントに初参加の南瀬谷キッズは、全員が初体験。
とも浜さんからアドバイスをもらいながら初めて形にした海苔を見て、
「うわぁーすごーい!」
スタッフと子どもと、喜びを分かち合います。
「パチパチパチ…」
能見台小キッズは、海苔の乾く心地よい音をBGMにお弁当と生海苔のお味噌汁を食べました。
お味噌汁は市場のお店の方々がふるまってくださいました。磯の香りがふんわり漂い、わかめとも昆布とも違う食感を楽しみました。
「生海苔の量が選べてね、多めにしてもらったんだ」
味噌汁をおかわりした男の子はおいしそうに2杯目も完食。おいしく食べられてよかった。
みんなが作った海苔は乾ききらず、とも浜さんの手作り海苔をおみやげに帰宅します。お家でおいしく調理してもらってね。
声を掛けてくださった、特定非営利活動法人ともに浜をつくる会の皆様、漁師の皆様、お味噌汁をふるまってくださった市場の皆様。とても楽しく、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
楽しかったこと、印象に残ったことがいっぱい詰まった感想文です。読むと心がほっこり。素敵な思い出になりますように。
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