キッズクラブには、毎日たくさんのこども達が来ます。個性もさまざま。
元気で活発な子、おとなしく控えめな子、とても意思の固い子、おっちょこちょいな子、いたずらが大好きな子、面倒見がいい子…いろいろな面を見ながら、楽しく運営をしています。
けれども、悩みも尽きません。
「今日のけんか、私の対応でよかったのかな」
「最近、キッズクラブ全体が落ち着きのない気がする」
「子どもの上履きが紛失しちゃった。どうすれば解決できるかな」
2013年8月2日、この日は小学校教員によるサークル「TOSS横浜」の先生方に、日々の子ども対応で悩んだことや困ったことについて、先生が行なう対応について教えていただきました。
事前に参加指導員から事例を集め、4つほど取り上げ詳しく説明していただきました。その中の一つ、「けんか仲裁のコツ」をご紹介。
けんかを止めるとき、子どもたちを叱っていませんか?
先生は「ほめる」ことを意識し、子どもたちを和解へ導くそうです。
「A君はなにしたの?」
「ちょっとだけつねった」
「ちゃんと言えてえらいなあ。ほかにしたこと、自分で言える?」
「『うるせぇ。あっちいけ』っていった」
「正直に言えてえらいね。じゃあA君はどうすればいいかわかるよね?」
「あやまる・・・」
ほめることで、けんかを「成長の材料」にすることができる。指導員はうなずきながら聞いています。心に新しい風が吹いたようでした。
先生方のお話しを聞いて感じたことは、先生方もさまざまな方法を考え、やってみて、その子にあった対応を見つけているという事。キッズクラブの指導員と同じでした。
以下、参加者の感想(一部抜粋)です。
- ほめる時の声のかけ方が印象的でした。「すごいね」だけでなく「○○してえらいね」など、その子がしたことを言ってほめるようにしたいです。
- 目の前にいる子ども一人ひとりを楽しませてあげようという気持ち、そのために使えるテクニック、まだまだ自分にも出来ることはあるな、と改めて感じました。子どもたちのために、がんばっていこうと思います。
- 新しく得られた考えもあれば、「やはり合っていた」と自信を持ったこともあり、その他のことも再確認できたことがいっぱいあり、今日もキッズに戻ったらがんばろう!と思えるパワーになりました。
子どもと過ごしながら、ともに学び、ともに成長する。「指導員」という仕事のやりがいを改めて感じた時間でした。
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