子どもたちの言葉に支えられ ~第21回野島クリスマスキャンプ活動報告~
毎年恒例の野島クリスマスキャンプが、今年度も無事に終了しました。
学生ボランティアをはじめ、多くのボランティアやスタッフの協力もあり、素敵な2日間になりました。
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野島クリスマスキャンプのハイライトは2つ。
1つは、1日目の夜に行われた「クリスマスキャンドル」です。
今回は、横浜市立金沢高等学校吹奏楽部のみなさんが、クリスマスソングを奏でてくれました。
先ずは全員でメドレーを演奏し、華やかに登場。
続く打楽器・金管・木管などパートごとのアンサンブルでは、演奏だけでなく、クイズとともにそれぞれの楽器を解りやすく紹介してくれました。
『生まれて初めて』(ディズニー映画『アナと雪の女王』劇中歌)や『恋人たちのクリスマス』と、なじみのある楽曲に、聴いている子どもたちの身体も自然に反応。
手をたたいたり、身体を揺らしたり、口ずさんだり、思い思いのやり方でリズムを刻んでいました。
保護者のみなさんも、高校生たちの演奏を背景に、歌声を披露。
かわいい振りつきで照れくさそうに歌い踊る姿に、子どもたちからも笑みがこぼれ、会場全体があたたかい雰囲気に包まれました。
会場が和んだところで、サプライズゲストの登場!
横浜を代表するジャズミュージシャン、泰地虔郎さんが特別に駈けつけてくれました。
艶のあるプレイと洒落のきいた会話に、大人たちは酔いしれ、子どもたちもちょっぴり大人の気分を味わえた夜でした。
2つめは、2日目に行われる「親子活動」。
和菓子づくりと点茶(てんちゃ: 抹茶を点てる)体験をしました。
和菓子づくりを教えてくれたのは、老舗和菓子店「打出庵大黒屋」の渡邉さん。
100人分を超える材料をギリギリまで準備してくださり、当日も丁寧な手つきと語り口で子どもたちにコツを伝えてくださいました。
美味しそうな餡に、サイズがついつい大ぶりに…(笑)
それでも、サンタクロースなど3種類の練りきりが、愛らしい姿で並びました。
点茶体験では、横浜市立横浜商業高等学校茶道部のみなさんが教えてくれました。
初めて手にする茶器、初めて目にするお作法にとまどい気味の子どもたち。
じっとしていることが難しい子どももいる中、高校生のみなさんは子どもたち一人ひとりにやさしく手ほどきしてくれました。
お茶が美味しかったこともさることながら、茶道部のみなさんの誠実な姿にも心打たれた様子の子どもたち。
「茶道部に入りたい!」という声があちらこちらから聞こえ、高校生たちも笑顔で研修センターをあとにしました。
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和やかな雰囲気で終わった野島クリスマスキャンプ。
参加した子どもからこんな感想をいただきました。
“眠っている時以外すべて楽しかった。”
この言葉でまた来年も頑張れそうです!