2011年今夏は、使用電力15%削減を目標に、たとえばエアコンの設定温度を上げたり、冷蔵庫の設定を「強」から「中」にしたり、いろいろな節電対策を行っている方も多いはず。
とはいえ、食中毒予防対策も重要です!
夏休み間近の7月14日(木)、
「放課後キッズクラブ」「はまっ子ふれあいスクール」「放課後児童クラブ」計43カ所・59人のスタッフが参加し、研修会を開催しました。
キーワードは、“節電”と“食中毒”予防。
横浜市食品衛生監視員の楢崎さんから、節電対策の結果、室内温度の上昇などに伴って考えられるリスク、そして、食品購入から保存、調理、残った食品の扱いなど気をつけたいポイントなどをわかりやすくお話していただきました。
注意したい食中毒菌の特徴をはじめ、クーラーボックス+保冷剤を使った場合の温度変化の実験結果や、子どもたちが楽しく手洗いするために役立ちそうな「手洗いソング」の紹介も…。
研修最後に、楢崎さんから出席者に出題された「食品衛生クイズ」の中の1問です。
「冷蔵庫に食べ物をしまうとき、次のA・Bどちらの食べ物を上の棚に置いたらよいでしょうか?」
- A 生の肉や魚
- B サンドイッチやおにぎり
正解は B 。食中毒菌によって発症時間が異なることなど、学んだことをクイズで確認することができました。
参加者からは
「木製のまな板を使っています。消毒方法を教えてください」
「食パンや煎餅で、食中毒が発生することがありますか?」のほか、研修終了後も熱心に講師に質問しているスタッフの姿がありました。
もちろん、細菌・ウイルスを「付けない」「増やさない」「やっつける」という『食中毒予防の三原則』の大切は知っているスタッフですが、日頃、多くの子どもたちのいる現場で取り組んでいることを再確認する機会になったようです。
- 「具体的な事例を話をしていただいてよかった」
- 「夏の子どもたちのお弁当の保冷などの話がとても参考になった」
- 「生ゴミの処理方法を早速実践したい」
- 「固形石鹸にも細菌が繁殖するという話を聞き、考えさせられた」
「節電」しつつ「食中毒予防」、少しの“工夫”で、この2つを両立させる“コツ”をそれぞれの現場に持ち帰ってくれました。
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