気力、体力、時の運 ~よこはま横断ハイク 報告③~
こども自然公園青少年野外活動センターに着いた後は、しばしの休憩。
歩き通しで疲れ切った身体を横たえ、この後の活動に備えました。
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ひと眠りして気持ちをリフレッシュさせた参加者たちが次に取り組んだのは、夕食作りです。
薪にする枯れ枝を集めるところから自分たちで行いました。
疲れの残る身体にはきついプログラムだったと思いますが、被災時の状況を想起してか、あるいは空腹感に急き立てられたからなのか(笑)、みなさん精力的に取り組んでいました。
炊きあがったご飯の香りが漂いはじめたら、料理完成の合図。
塩釜焼きにした豚肉・野菜と一緒にご飯を一口ほおばると、どの参加者の顔からも、この日一番の笑みがこぼれました。
美味しい食事でお腹も心も満たした後は、センターに戻ってロープワークの実習。
「本結び」や「もやい結び」といった基本的な結び方を、所長の木村さんが丁寧に指導してくださいました。
しかし・・・、慣れない私たちスタッフや参加者にとっては、まるで手品を見ているかのよう。
わかりやすいようにと、ゆっくりと動かす木村さんの手を追って目をクルクルさせつつ、何度も何度も挑みます。
ようやくできた時、得意げに周りを見渡すと、みなさんの顔にも同じ表情が浮かんでいました。
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翌日のタープ設営用にロープワークの宿題をもらったところで、長かった2日目の活動も終了。
働き続けた身体を労わるように、参加者たちは深い眠りへと落ちていきました。
<続>