「秘密」だから出し惜しみしてました。 ~1泊2日の秘密基地づくり 報告②~
前回の報告から早1ヶ月半・・・。 遅ればせながら、続きを報告します。
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子どもたちの願い及ばず、2日目も外は雨。
子どもたちの体調や作業の安全性を考え、この日も室内での活動になりました。
とは言え、自然の中でのびのびと活動できることを楽しみにしていた子どもたちの気持ちにも応えたいところ。
少しだけでも自然に触れた気分になれるようにと、2日目はダンボールの他に木材も使って、「秘密基地づくり」を始めました。
材料が木材とあって、慣れない釘打ちやノコギリでの作業に、悪戦苦闘する子どもたち。
自然と、グループリーダーであるボランティアの力を借りる場面が目立ってきました。
「○○ちゃ~ん」 「△△っち~」
あちらこちらでリーダーを呼ぶ声が飛び交います。
それまでリーダーに対して素直に気持ちを表さなかった子も、この時ばかりはリーダーの周りをうろうろ、ちょろちょろ。
その頼っているような、甘えているような様子はとても子どもらしくて、愛らしい姿でした。
1日目を経て子どもたちは、お互いの考えやこだわりがなんとなく解り、作り方の要領も得たようで、息の合った動きを見せていました。
1日目の経験は、秘密基地の形状からも見て取れます。
どのグループの基地からも、縦に伸びる長い棒が!
子どもたちは「柱」の重要性に気づいたようです。
でも柱の用い方は、グループそれぞれ。
2本の柱を交差させて叉に梁を渡すグループもあれば、柱を隅に立てて梁で繋ぐグループもあり、中には、1本だけ立てた柱をオブジェとして用いるといった芸術家肌のグループもありました。
ダンボールよりも材質のしっかりした木材を使ったためか、2階建ての基地を志向して、「はしご」を作るグループもありました。
板に横木を打ち付けた階段状のはしごや木材を組んで作ったはしご。
何度も試行を繰り返した末に完成した時、子どもたちの顔には満足気な笑みが浮かんでいました。
そんな幸せな気分を流し去ったのは、またも雨。
木々などのしっかりとした支えのない室内では、2階を保つための強度が足りず、せっかくの労作も活躍する機会がありませんでした・・・(泣)
気落ちする間もなく時は過ぎ、2日間の「秘密基地づくり」もここで終了。
仕上げにブルーシートの屋根を取り付けたところ・・・
やっぱり各グループの特色が隠されてしまいました(笑)
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初めて企画した「秘密基地づくり」でしたが、「またやりたい」、「楽しかった」、「今世紀最高の思い出になった」(!)と、子どもたちの反応も良く、私たちにとって手応えを感じられたキャンプになりました。