【報告】第2回オールクリーン野島ビーチ
海岸を訪れる方々が安心して楽しめる、生き物いっぱいの野島海岸を目指して
9月17日(土)18日(土)13:00~15:00にオールクリーン野島ビーチが開催されました。
9月17日(土)フィリッピンの看護師さんが146人も参加していただきました。
男性の看護師さんが砂浜に穴を汗だくで掘っていただき、海岸に打ち上げられたアオサを埋めました。
9月18日(日)は家族での参加を含め、19人の参加でした。
小学生は海岸清掃よりも、野島海岸にいっぱいるカニさん探しに夢中でした。
オールクリーン野島に参加すると単なるゴミ拾いが、小さな生き物の生態から地球大
の環境問題まで学べます。個人だけでなく、学校単位の参加も大歓迎です。
★海岸にはさまざまな種類のゴミや海藻、流木などが打ちあがっていました。
協力してこれらを回収していきます。
★海藻などの自然物は回収できないため穴を掘って埋めます。
★集めたごみを数えながら分別していきます。
最後にどんなゴミがいくつあるか記録をとります。この結果はロサンゼルスにある
Ocean Conservanncyに送られ、世界的規模で統計されていくICT(International
Coastal Cleanup)活動です。
野島の海も世界につながっています。海岸清掃も世界とつながっています。
どうもありがとうございました!
次回 11月12日(土) 13:00から14:30です。
みなさんのご参加お待ちしています!!
「オールクリーン野島ビーチってなんのために始まったの?」
センターのすぐそばにある野島海岸は横浜市で唯一埋め立てではない自然の砂浜です。
海岸線の長さは大潮時でたったの500メートル!
何年か前までは開発による影響で、生き物の少ない汚れた海でした・・・。
この現状を変えるため、海を愛するボランティア市民団体「海をつくる会」が立ち上がり、
生物調査や海岸のゴミ拾い、アマモの移植といった活動を始めました。
※アマモ(甘藻)とは?
アマモが群生している場所は「アマモ場」「藻場(もば)」と呼ばれ、水の流れを和らげたり、
外敵から身を守る隠れ場所にもなり、魚などの生き物の生息場所・産卵場所にもなることから「海のゆりかご」とも呼ばれます。
活動の甲斐もあり、今では移植したアマモが定着してきました。
アマモを住処とする個性豊かな面白い生き物たちが暮らしています。
暖かい季節には海岸に多くの人が訪れ、
潮干狩りや生き物観察などで野島の自然を楽しんでいます。
しかし、海浜清掃では毎回大量のゴミが漂着しており、
ガラスの破片や大きな流木、さらには注射器など
怪我をする危険のあるゴミが見つかることもあります。
オールクリーン野島ビーチは、生き物の生息環境を守るため、
海を楽しむ人たちの安全のために始まった活動なのです。
ぜひ、海の環境について考えるきっかけにオールクリーンに参加してみてはいかがでしょうか?
子どもと、ご友人と、一人で、企業で、学校で・・・etc.
いろいろな方々にご参加いただけることを楽しみにしております!