野島町防災訓練
9月2日(日) 研修センターの位置する金沢区野島町において、防災訓練が実施されました。
野島町民はもちろん、野島公園や研修センターに勤務する職員も含めての大掛かりな訓練であり
金沢消防署による訓練指導も行われました。
ここ野島は海に面しているということもあり、実際の地震(及び地震に起因する津波)を想定しての訓練であったのですが、あいにくの雨模様ということもあり、参加者による高台への避難訓練は中止となりました。
従って、避難所(野島町内会館)における実地訓練からスタートです。
参加者は約50名ほど。まずは津波からの避難に関するDVDを全員で鑑賞します。
その後、消防署の職員の方から心構え等を講義していただきました。想定された房総沖を震源とする地震が発生した際には、津波被害を免れない地域ということもあり、参加者の皆さんもかなり緊迫した面持ちで話に聞き入ってました。
続いて、人形を用いての救急法の実施訓練です。意識の確認、呼吸の確認、周辺の人員への作業分担など、救助内容は多岐にわたります。
呼吸をしていない場合は心臓マッサージを実施し、その間にAEDの準備を行います。当センター職員も実際にマッサージを担当しました。
実際にやってみてわかったのですが、通報から救急車の到着まで平均8分。この間ずっと心臓マッサージを続けるのはかなりの体力が必要です。マッサージを中止するとその分蘇生率が低下するため、周囲にいる人達で順番にマッサージを続けることが大事ですね。
AEDの使用方法も丁寧に教えていただき、実施訓練は終了です。
ここ野島研修センターは、野島町内でも数少ないAED設置施設でもあります。職員全員が正しいAED使用方法をマスターし、かつ緊急時には町民のために適切な処置ができることが非常に大切であるとともに、地域社会に対するCSR活動として肝要であると実感しました。