【研修センター】のじま防災キャンプの実施報告
3月1日から2日(1泊2日)で「のじま防災キャンプ」を開催しました。
講師には、鎌倉を拠点に活動している「学生防災団体Genkai(げんかい)」から
5人のメンバーが子どもたちのために防災指導の役を引き受けてくれました。
防災に関する様々なノウハウを子どもたちにわかりやすく、そして、楽しく丁寧に伝えてくました。
子どもたちは初めて被災地の現状や避難所、防災について知ったり、
実際に参加者全員でお互いにとって居心地のいい避難所作りを考え
意見を出し合い、段ボールで寝床を作ったり、空き缶炊飯なども体験しました。
みんな積極的にできる仕事を見つけて、心も体もよく動かしていました。
どうしたら、お互い気持ちよく過ごせるか、何を目標にしたらいいのか、みんなで考え、とても素晴らしい案が出ましたね。
夜にはDMATさん(?)が来て、みんなの健康をチェックしてくれました。本当に避難所の臨場感さながらでした。
掲示板の使い方、情報ボードが生命線だということも学びました。
2日目は施設から外へ出て、避難場所について知ったり、身の回りの環境にどんな危険があるのか
実際に目で見て想像したりして、たくさん考えました。
最後にグループになって、皆んで気づいたことをシェアしました。
各参加者の多くの意見や視点から、少しでも不安や危険の数を
減らせる考え方を持ち帰っていただけたのかと思います。
キャンプの2日間は、あえて快適な生活環境ではなく
避難所に寄せた不便さの中で多くの活動をしていただきました。
日常から急に、非日常の環境に立たされたことに戸惑いの声もありました。
実際眠れなかった人もいらっしゃいました。
それでも、子どもたちの元気にポジティブな力を貰いながら
無事、みんなでこのキャンプを乗り切ることが出来ました。
実際に発災した際には、本当に日常がひっくり返ってしまい
いつ元のような生活に戻れるか分からない日々が続きます。
たった1日でもかなり厳しさを感じることが出来たのではないかと思います。
この経験がこれからの皆さんにとって有意義であることを願い、
事業報告とさせていただきます。