海の宝物を探して ~のじまチャレンジキャンプ 実施報告(2日目)~
快晴の日には、もう夏にも似た気温になる5月半ば、
横浜市野島青少年研修センターでは、『やったことのないことにチャレンジ!』をテーマとした
「のじまチャレンジキャンプ」を実施しました。
2日目のレポートは、朝ごはんの準備の様子からスタートです。
(1日目の様子はこちら!)
朝食には 「カートンドッグ」 という、即席ホットドッグを作りました。
キャンプのお手軽メニューとしても知られている調理法で、作り方は簡単。
好きな具を挟んだホットドッグロールをアルミホイルでくるみ、
牛乳パックに詰めて火をつけるだけ。
炭をおこしたり薪を燃やしたりせずに、ホカホカのパンが食べられます。
できあがったら、班ごとにいただきまーす。
チャレンジキャンプ最後のプログラムは、干潟で海の生き物観察をしました。
講師は、地元金沢区出身の山田陽治さん。
NHK-Eテレの「なりきり!むーにゃん 生き物学園」にも出演しているほか、地元でも
自然観察指導員として学校の学習活動の指導などもされています。
活動前に海の生き物の解説や、気をつけなければいけない危険な生き物のお話を聞いた後、
グループに分かれて干潟へ出かけていきます。
この日は 「大潮」 という満ち引きの幅が大きい日で、海面の最大高低差は1m以上!
活動中は海岸から50m近く先、昨日いかだを漕いでいた場所まで干潟が広がっていました。
しっかりと安全対策のPFDを着用して、潮だまりと呼ばれる水たまりや、波打ち際の生き物を探してみます。
満潮時には海の中に沈んでいる場所も、干潮になると姿を現すことがあり、
写真の緑色の場所は海のコケ、その名の通り 「海苔」 がついている場所です。
海の生き物にとっても、こういった場所は食べ物が豊富で住みやすいのかなぁ…。
珍しい?生き物を見つけたら、山田さんにその場で教えてもらいながら、
それぞれが生き物を集めてきます。
最後は、みんなで集めた生き物を並べたミニ水族館を作りました。
山田さんの生解説を聞きながら、意外にもいろいろな生き物が身近な海に住んでいることを
みんなで発見できましたね。
1泊2日、短いながらぎっしりのプログラムで過ごしたキャンプでしたが、
『ぐらぐらするいかだの上で、力を合わせてこげたので、すごく楽しかった。』
『うみの生きものかんさつも、いままでさわれなかったいきものもさわれるようになったのでとても楽しかった。』
など、参加者の皆さんの感想を見ると、活動の思い出がたくさん見られました。
また、『さいしょは友だちができないと思ったけど、「友達になろう!」て言ってくれてとてもうれしかったです。』といった感想もあり、
プログラム以外でもみんな何かに 「チャレンジ」 して、その思い出を持ち帰ってもらえたようです。
海をはじめとした屋外での活動はこれからがベストシーズン。
熱中症に気を付けて、これからもいろんなことにチャレンジしてみてくださいね!
研修センターでも、皆さんの活動を応援しています!