活動レポート野島青少年研修センター

  • 掲載日:2018年11月16日
  • 掲載者:nojima

野島乙舳合同防災訓練に参加しました。

11月5日は「何の日」か知ってますか?

『津波防災の日』 です。

 「中部地方から九州地方の太平洋沿岸に大きな津波被害をもたらし、『稲むらの火』のモデルにもなった安政南海地震の発生した日に因み」 (内閣府 防災情報のページから引用) 制定されたそうです。

だから・・・というわけではないのですが、これに先立つ10月に、島内にある2つの町内会が主催する合同防災訓練が行われました。

相模トラフを震源とする大地震を想定した避難誘導訓練のほか、水消火器や消火栓を使った消火訓練もあり、250人もの方たちが参加しました。

 

今回想定した地震の場合、ここ野島には最大3mの津波が発災後30分で襲来することが予想されています。

30分・・・

自分一人の身であれば逃げることも難しくない時間に感じますが、高齢者や乳幼児を含む地域の方たちに一人でも多く避難してもらうことを考えると、充分な時間とは思えなくなります。

それでも地元の消防団や町内会役員の方たちの的確な誘導もあり、25分ほどで避難は完了しました。

やっぱり地域の力は大きいですね。

 

 

当センターでは、利用する団体さんの予定が合わなかったこともあり、センター長以下職員4人で参加しました。

実際に利用する方たちを避難誘導することは適いませんでしたが、いくつかの課題が見つかりました。

■災害時に町内に流される発災を知らせる放送が、センター内には聞こえないこと。

■野島山の麓に設置された津波避難施設は地域の方たちでいっぱいになることが予想されるため、センター利用者は別の場所に避難する必要があること。

■津波避難施設ではなく野島山を避難場所とした場合、津波避難施設に向かって避難してくる方たちの流れに逆らって進まなければならないこと。

すぐに答えを出すにはなかなか難しい課題ばかりですが、センターでの避難誘導訓練を通じ、また、地域の方たちとの相談を通じて、よりよい答えを探していきたいです。

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