「マイ・インターン」
先日、「プラダを着た悪魔」で好評を博したアン・ハサウェイと名優ロバート・デ・ニーロの競演で話題の「マイ・インターン」を観てきました。
仕事もプライベートも大成功を収めたファッションサイト会社CEOの女性ジュールズと、そこにシニア・インターンとして勤める事になった元サラリーマンの70歳ベンとの心のふれあいを描いた映画です。
ベンのように年を重ねることができればなんと素敵なことでしょう。ポジティブでシンプルなベンの生き方に、元気をもらいました。新しい環境に柔軟に馴染み、慣れないITにも挑戦し、温かいまなざしで「正しいときに、正しいことを言う」ことでジュールズを支えるベンの姿に、私もそんな存在になれたらいいなぁと思いました。
10月18日の朝日新聞「天声人語」にも「『「老益」至るみち』というタイトルで「マイ・インターン」が取り上げられていましたね。
高齢者の社会への貢献を侮ってはいけない。―中略―どこの世界でも、大先輩に期待されるのは経験の重みだろう。しかし経験は、ときに傲慢にも転じる。「老害」なるどぎつい言い方に代わる言葉があるとすれば「老益」か。そこに至るには、謙虚さがいる。 朝日新聞 10月18日 天声人語より引用
ベンがジュールズを支えることができたのは、謙虚さを忘れなかったからなのですね。 私も担当する講座の講師として出会った方から、「発展途上人」という言葉をいただきました。元校長という経歴をお持ちにもかかわらず、今なお学ぼうとする姿勢に、心を打たれました。
ベンや元校長先生のように、謙虚さを忘れず、温かいまなざしで、周りの人を支えられるような存在になりたいと思わされた映画でした。
★ 職員 齋藤 ★