【報告】ユースワーカーマネジメント研修を実施しました
“人とかかわる”ユースワークにおいて、人材は何よりの宝です。一人ひとりが相互に補い合い、役割を果たすことで組織や活動が活性化し、青少年へのより良いかかわりが生まれます。……しかし、「組織的な人材育成や研修が難しい」「個人の感性やセンスが頼り」「各自の強みを伝えられない」など、なかなか“個々の取り組みや努力”が、組織としての強みにつながりにくい現状があります。
そんな課題を解消すべく、組織や活動において中心となって活躍する(すべき)“中堅スタッフ”を対象に、元ユースワーカーの杉野聖子先生(江戸川大学総合福祉専門学校)を迎え、求められる役割やスキル、『ユースワークを行う組織』について学び・考える研修を1月~2月にかけ、3日間コースで実施しました。
- 第1回:「わたしたちの仕事、立場を理解する」…職業意識の形成(ユースワークとは何か)、組織の理解 他
- 第2回:「次世代ワーカーの育成・指導」…指導力、ユースワーカー育成 他
- 第3回:「ユースワーカー 実践スキルのレベルアップ」…記録の取り方(指導)、企画立案 他
市内外、遠くはなんと仙台から(!)多くのユースワーカーが参加し、職場での課題や悩みなどについて語り合いました。
先輩(上司)も後輩もいる『中堅層』。 組織のこれからを担いつつも、後輩を指導し、かつユースワーカーとしてのスキルやセンスも磨いて……と、悩み多き立場ですね。休憩時間も話がつきない様子です。
「なぜユースワーカーに従事しているのか」「何(誰)のために仕事をして、それはどう役立っているのか」…日頃、ぼんやりと行ってしまってることを改めて突き詰めて考えていきます。
さらに、後輩ワーカーを指導する側の準備として自分が新人だった頃を振り返り、中堅職員として求められるユースワークの技術・知識について理解します。基礎ができているのは当たり前。若手職員にどのような視点で指導すればいいか考えます。
もう一度仕事を、そして自分を見つめ直した3日間。新年度を迎え、新人スタッフを迎えた組織も多いかと思います。「組織としてのユースワークの底上げ」を目指し、参加者のみなさんのご活躍をお祈りしています。(N)