【報告】体験!化石の教室【よこはまユース】
2012年1月29日(日)に横浜サイエンスフロンティア高等学校にて「体験!化石の教室」を開催しました。
100人以上のご応募をいただいた中から、抽選で選ばれた34人が参加しました。
実は当選は40人だったのですが、インフルエンザのため急遽6人がキャンセルとなってしまいました。
そんな「運がよく、健康にも恵まれた」小中学生を迎えて、教室スタートです!
国立科学博物館からお借りした化石標本の一部(一部レプリカ)
今回の講師は、横浜サイエンスフロンティア高等学校天文部の皆さんです。
参加者の皆さんに喜んでいただくため、寝る間も惜しんで企画・準備してきました。
まずは、「化石とはなんなのか?」というお話からです。
プレゼンテーションソフトを使って、わかりやすく説明します。
その後、今回の目玉「化石レプリカ(複製)製作」開始です!
レプリカとは本物の化石から型をとり、その型に石こうを流しこんで固めたものです。
乾いた石こうを型から取り出すと本物そっくりのコピーが出来上がるというわけです。
今回は、あらかじめ製作してあった型を使い、くじ引きして決めた三葉虫かアンモナイトのどちらか1つを作ります。
レプリカが乾くまでの時間を利用して、「三葉虫とアンモナイト」に関してクイズ形式でお話ししていきます。
ここで皆さんに喜んでいただくための仕掛け、「レスポンスカード」の登場です!
これはリモコンのような機械で、テレビのクイズ番組のように答えの番号を押します。
すると、画面に選択肢ごとに何人選んだか表示されるというものです。
子どもたちは大はしゃぎで、ボタンを押して回答しました。
でもただのクイズ大会で終わらず、その後の解説も忘れないところはさすがです。
そろそろ石こうが乾いた頃なので、型からはずしましょう。
最後にクイズの解説内容を確認しながら、本物の化石を観察してスケッチしました。
終了後のアンケートでは、全員に「とても楽しかった!」と回答していただきました。
また、「高校生の皆さんがとても親切でわかりやすかった」とか「宝物が増えました(レプリカ)」などのご感想もいただきました。
最近は異年齢間の交流が少なくなっています。
アンケート結果から、高校生のお兄さん・お姉さんと一緒に行えたことが満足度の向上につながっていることがうかがえます。
今後もこのような異年齢間の交流ができるような事業を計画していきたいと思います。
ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。