【報告】さくらリビング 2021年度第2回スタッフ研修を行いました
さくらリビング では日頃より、「ロビーワーク」として青少年に対する傾聴・相談を行っています。
近年、青少年を取り巻く環境も大幅に変化し、また個々の背景も複雑になりつつあります。
そこで、より柔軟に「ロビーワーク」をするため、また、青少年の身近な大人としての意識再確認のため
毎年、年2回のスタッフ研修を実施しています。
今年度2回目の研修は、地元中区若葉町で、アートの場兼、青少年の居場所でもある
「横浜パラダイス会館」を運営している「Art Lab Ova」さんに講師をお願いしました。
依頼と同時に代表蔭山ヅルさんより、講座前の事前実地研修をご提案いただき、
1月初旬よりスタッフが1人づつ交代で現地でのボランティア体験に臨みました。
ボランティア体験は、その日の天候や来所する子どもたちによって雪合戦、サッカー、クラフトづくり、防災訓練など
活動内容は様々…。 コロナ禍のため、フリースペースの利用を中学生からにしているさくらリビングのスタッフにとって、
久しぶりの小学生とのふれあいとなりました。
また、来所する青少年の90%が外国につながる子という状況や街の歴史や背景を伺う貴重な場ともなりました。
机上講習では、あらためて「Art Lab Ova」さんより、成り立ちや活動をご紹介いただき、
後半は、ボランティア体験の感想をもとに質疑応答形式で行いました。
参加したスタッフからは、
「子どもたちがとても礼儀正しかった」
「子どもたちが自分たちをすぐに受け入れてくれて救われた…」など…ボランティア体験での感想から
「子どもたちとどのような距離感をもって活動されtいるのか?」
「保護者の方々とはどのような関係性を築いているのか?」…などという質問がでました。
参加後のスタッフの感想は、
「<居場所>の目的は『そこにいる人』。それぞれがその時の気分で決めるものでいい…」という言葉に同感した」という意見や
「<大人は力がある>管理者と非管理者のパワーバランス…という言葉を聞いて、これからは意識して青少年に接したい」などの
意見がでました。
これからも引き続き、青少年を取り巻く環境の変化に敏感なスタッフでありたいと思います。