【さくらリビング】成人年齢引き下げアンケート集計結果
2022年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられました。
それに先駆けて、さくらリビングでは3月に成人年齢引き下げに関するパネル展を行うとともに、成人年齢引き下げを若者がどのように捉えているかアンケートを実施しました。
そこで、アンケート集計結果と、主な意見を報告します。
- 対象/さくらリビングフリースペースを利用する青少年
- 回答期間/2022年3月20日~4月7日
- 回答方法/アンケート用紙配布・回収
- 回答件数/46件
゜●●アンケート結果●●゜
Q1. 成人年齢引き下げで何がどう変わるか知っていましたか?
Q2. 成人年齢引き下げについて理解が深まりましたか?
Q3. 成人年齢引き下げについてどう思いますか?
Q4. 成人年齢は何歳が妥当だと考えますか?
Q5. 今回のパネル展を通じて知ったこと
□自分が認識していたことよりも多くのことが自力でできるようになるということ。
□自立しやすくなる。
□いまだ実感が湧かない。
■アパートや携帯電話の契約ができてしまうこと。
■子どもとして許されたことが許されなくなること。
■18歳から契約できることを利用して騙そうとしている人がいること。
■責任の取り方が難しい。
Q6. その他の感想や意見
□親に頼りっぱなしだったので、一人でできることを増やしたいと思った。
□早いうちから大人としての自覚を持てる。
■高校生が詐欺や悪徳商法の被害にあう可能性が生じるのは怖い。
■トラブルに巻き込まれないようにしたい。
■今後は、生活に必要な契約を自分でしなくてはならないことが不安。
■学校教育の場で、この問題についてより深く取り扱うべき。
■高校を卒業した後に成人したとみなすべき。
■成人年齢の引き下げが今後社会にどのような影響を与えるのか、じっくり観察していきたい。
今回アンケートに回答してくれた青少年の8割が、成人年齢引き下げについて知ってはいましたが、その半数以上は「なんとなく知っている」程度でした。
またコメントからは、パネル展を通じてより深く知ることで、不安を覚えた青少年が多かったように感じました。
ただし、デメリットばかりではなく、メリットがあるからこそ制度化されたのだと思います。
「もう始まってしまったから」と過去のできごとにするのではなく、『今後社会にどのような影響を与えるのか』を、私たち大人も見続けていきたいですね。