【講座報告】特別編-1(8/5)「中高生の姿-問題行動の背景-」
「連続講座:中高生との向き合い方~受入れ?排除?地域の大人ができること~」の第2弾
特別編-1の「中高生の姿-問題行動の背景-」を8月5日(水)に実施しました。
「夜の街の中高生の姿」として、最初は企画していましたが、
企画を進めていくうちに、講師が“神奈川県警察の少年相談・保護センター”の方にもお願いできることになり、
少し広げ「問題行動の背景」と副題がつきました★
“夜のまち”の部分に惹かれて参加していただいた方には、
ピンポイントで深くお話が聞けなかったと思います。申し訳ありません。
ただ、中高生が問題と言われる行動をする原因が何かなど、
地域で大人が何ができるのかを講師からお話を聞くことができたと思います。
* ♪・。* ♪・。 * ♪・。 *
◆ 講 師 :
神奈川県警察 少年相談・保護センター 警察官 /加賀町警察署生活安全課 警察官 計 2 人
→少年相談・保護センターとは…専門の相談員が少年の非行問題やいじめ、犯罪被害などに関する相談を受け、その立ち直りを支援する機関です。非行や犯罪被害でなくても、夜遊びや無断外泊、喫煙等の不良行為や携帯電話でのトラブルなど幅広く相談を受けています。(資料より引用)
◆内容(一部紹介)
●現状
・(タイトルの)中高生の「問題行動」とは、何を指して“問題”としますか?すぐに“悪”と思わずに一度止まって考えてください。
・H25年、H26年の非行少年を検挙・補導した状況の過半数が窃盗。
・初発型非行(万引き、オートバイ盗、自転車盗、占有離脱物横領)
1度犯罪を犯すと、軽い気持ちで2度目を行う。
●子どもに関わる時には…
・関心を示す、子どもの話に耳を傾ける、子どもを認める、具体的に指導する、学校等と連携を図るなど!
●少年と接する時には、
「愛情を持つ」「高い良識と少年の特性を理解する」。悪態をつかれたりしても、冷静に対応することで、関係性を築くことに繋がります。
●注意助言のしかた
「冷静な態度で接する」「相手を理解し、認める」「丁寧な説明を心がける」の3つ!
◆質疑応答
Q.「ネット上での承認を求めて行動する少年に、家庭や学校などで居場所をつくるという対応は有効か」
A.「現実世界で承認されていないために、ネット上での承認を求めるようになると考えられます。そのため、
家庭や学校で居場所をつくることは、対応として有効だと思います。」
など、
◆アンケートから
●「あきらめずに声をかけ続ける。見返りを求めない」というところが時に印象に残りました。
●子どもたちと関係性を構築するにあたって、長期的にかかわっていくことが必要だと感じました。挨拶などを無視されても継続的に声掛けを今後実施してゆきたいと思います。 ・・・など
さまざまなご意見をいただきました!今後の講座の参考にさせていただきます。当日、ご参加いただいたみなさま、お申込みいただきましたが、お仕事などのご都合でいらっしゃれなかった方々、本当にありがとうございました。
子どもを専門機関につなげて“なんとかしてあげたい”という強い思いを持っていらっしゃる方もいました。警察もそうですが、「どの機関」が「どういったことやっている」か知ると、迅速に、つなげられます。講座に参加する中で行われる参加者同士の交流は、そういった活動内容を知ることも利点の一つです。そして、別の場所で、同じように青少年へ向けて活動している人たちがいることを支えの一つにして帰っていただきたいと願います。
* ♪・。* ♪・。* ♪・。*
「連続講座:中高生との向き合い方~受入れ?排除?地域の大人ができること~」は、まだまだ続きます!
次回は、8月27日(木)18:30~20:00 「市民利用施設に来る“非行傾向”の中高生と向き合って」。
少しでも関心を持ってくださいましたら、当センターまでお電話ください(664-6451)。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。