【講座報告】子ども・若者の力を引き出すコーチング講座
2013年10月9日(水)、16日(水)の2回に渡って「コーチング講座」が行われました。
今回はその時の報告です。
★「子ども・若者の力を引き出すコーチング講座」★
「聴く」「承認する」「質問する」を通じてコミュニケーションを図る
「子ども・若者の力を引き出すコーチング講座」では、コーチが「聴く」「承認する」「質問する」ことで、相手の気づきや自発的な行動を促し、目標達成をサポートすることを学習しました。昨年度までは1回だけの講座でしたが、今年は昨年度参加された方のご要望にお応えして2回の講座に拡大しました。
「講師の川本正秀先生のユーモアたっぷりのお話とワークショップは、時間を忘れてしまうほど充実をしていました。」といった感想が多くの参加者から寄せられました。
川本先生から講座の最後に以下のようなお話をいただきましたので、ご紹介します。
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人間は自分の話を聞いてもらうと安心を感じます。安心感があると自信や自己肯定感をもつようになって、前向きな気持ちになり、やる気が出てきます。ですから、相手の話に耳を傾けるというのは大事なんです。
以前聞いた話ですが、ある病院に入院しているおばあさんが「痛いよ。痛いよ。」と訴えたら、看護師さんはどんな言い方をしたらいいでしょうか?
ひとつは「大丈夫ですよ。先生が処方してくれたお薬だから治りますよ」
二つ目は「痛いわよね。痛いわよね。でも大丈夫。きっと直るわよ。頑張りましょう!」どちらだと思いますか?
正解は二つ目の言い方です。二つ目の方が離床率が10数%ほど高くなったそうです。何故なら、おばあさんの「痛いよ」という気持ちを看護師さんが言葉に出してきちっと受け止めているからです。人間は「承認」されることで、自信と意欲が湧き上がります。
これからも、ぜひ「聴く」「承認する」ことを通じていろんな方とお話をしてください。お話をする際に「お話する相手の方の強みや良さは何かな?」といったことを意識して傾聴してみると良いコーチングができると思います。
*上記の文章は、平成25年10月16日に開催された「子ども・若者の力を引き出すコーチング講座」の講師 川本正秀先生(共育コーチング研究会代表)の講演の一部を要約したものです。