【活動報告】コーチング入門講座
相手のやる気や能力を引き出し、成長させるコミュニケーション手法のひとつ『コーチング』を学ぶ講座を、10月19日・26日の2日間で実施しました。
「コーチ」という名称はスポーツなどで用いられる用語として一般にも定着しており、皆さんにとっても聞き馴染みのある言葉だと思います。そんな「コーチ」に求められる役割はいったい何だろうか、コーチングとはどんなことをするのか、などといった内容を、青少年に関わる参加者同士の交流をはさみながら学んでいきました。
この講座は内容を主に3つに分け、
①コーチングの基礎となるポイントを学ぶ
②実生活で実践してみる
③結果を持ち寄ってブラッシュアップを行う
という構成で、初日は座学を中心にコーチングについて学び、2日目は実践をもとに講師への質問のやり取りをしながら進行しました。
また、実際の場面を想定することで学びをより深めていくため、両日ともに受講者同士でコーチングの技術を練習しあうロールプレイの時間を多く設けました。
コーチングのやり取りでは、コーチが対象者から「自身の考えやもやもやしている部分を引き出す」という段階がありますが、頭では理解できても、それを実際にできるようにするというのはまた別の話で、これがなかなか難しいようです。
参加者からは「コーチングとは『指導すること』だと考えていたが、相手自身に答えを考えさせ、気付かせることだと理解できた」「小手先のテクニックに頼っていたのか、宿題に協力してくれた人に『なんだか尋問されているみたい』と言われてしまった。相手にとっても良いコーチングができるように、これからも勉強していきたい」などの声が聞かれました。
この講座の講師を務められた川本正秀先生(共育コーチング研究会)も、コーチングの技術を習得するために多くの人に声をかけて経験を積んだとお話されていました。講座で学んだ皆さんが少しでも経験を重ね、スキルアップにつながっていくことを期待しています。
育成センターも、皆さんのスキルアップを応援しています!
職員:五十嵐
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