横浜市青少年育成センターでは、青少年に関わる人材や青少年育成に携わる人材に向けた各種講座を実施しています。その中のひとつ「コーチング入門講座」では、主に初めてコーチングに出会い、学んでいく人を対象に講座を実施しています。

この講座参加者のうち、「さらにスキルアップしたい！」という方のために、入門講座では扱いきれなかった内容を少人数で深めていく『コーチング　ステップアップ研修』を、11月9日に実施しました。

この研修では「コミュニケーションのタイプ」を主題に、４つの観点で人のタイプを見極め、それぞれの特性にあったコーチングの手法について考えていきました。

例えば数人のグループでドライブに出かけたとしたら、運転を引き受けてくれる人、地図を読んで道案内をする人、目的のお店に予約の電話を入れてくれる人、お出かけのムードを盛り上げてくれる人、疲れた時に交代してくれる人、車に乗ったらすぐに寝ちゃう人…などなど、周りで思い当たる人はいるでしょうか？

その人の性格によって、同じ声かけでも受け取り方は異なります。だからこそ、「どんなタイプがいるか」を知っていることは、コーチングを実施するうえでも有利に働きます。今回は自分のタイプを知ることから始まり、「自己紹介」ならぬ「自己タイプ紹介」で各タイプの特性を学んでいきました。

参加者からは「実践の中でもうまく話が進む人とそうでない人がいたが、それがタイプに由来していたのかもしれない」「タイプ別の話し方を含め、経験していくことが一番大切だと感じた」など、入門講座からさらに一段高いところへ進むことができた様子が見られました。

もちろん、人はきっちりタイプで分かれるわけではありません。複数のタイプの性格を併せ持つ人もいれば、どちらともつかない中間の位置に属する人もいるため、経験を重ねれば重ねるほどコーチングの技術が磨かれていきます。講座に参加された皆さんも、これからどんどん実践を重ねてステップアップしていただきたいと思います。

職員：五十嵐

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