AED講習会を実施しました。
7月20日に、AED販売会社の方を講師として、AEDの使い方を学びました。
私は以前、別の機会に使い方を習いましたが、2~3年前のことであり、ところどころ忘れていたため、再確認する良い機会になりました。
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先ずは講師の方から、AED使用までの流れや実際の使用法についてのお話がありました。
丁寧な説明を受ける中で、「AEDパッドは心臓を挟む位置に貼る。」、「救急隊到着後も、AEDの電源は切らず、そのままの状態で救急隊に対象者を引き渡す。」といった使い方の基本的かつ重要なポイントを教えていただきました。
私が特に印象に残ったのは、倒れている人を発見した後の動作についてです。
倒れている方の意識の有無を確認した後、周囲の人たちに対して119番への通報やAEDを持ってくるよう指示を出すのですが、その際に、「あなたは、~してください。」と、身振り手振りで誰に対しての指示かを明確にすることが大事だとのこと。そうしないと集団の心理として、「誰かがやるだろう」と思って誰も行動しない事態に陥ってしまうそうです。
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説明の後は、人形を使った実践訓練をしました。
心臓マッサージは、「胸部を5cm以上押し下げるように」「1分間に100回のテンポで」行うとのことで、聞いただけでも大変さが想像できますが、実際にやってみると、想像通りというか、想像以上に大変な作業です。しかもこれを「救急隊が到着するまで続ける」というのですから、日頃から、ある程度の体力を備えておいた方が良いようにも思いました。
今回は、交代しながらスタッフ全員が行いました。真剣な顔つきで、髪を振り乱しながらマッサージを行い、時には「大丈夫ですか?」と救助対象である人形に呼びかけるなど、実際さながらの訓練になりました。
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AEDを使用するような機会が起こらないに越したことはありませんが、非常事態に備え、このような訓練を今後も定期的に実施していきます。