活動レポート青少年育成センター

  • 掲載日:2015年10月23日
  • 掲載者:shisetsu

【10/23】職員がAED講習を受けました!

育成センターでは、利用者さんの安全を守り、安心して活動ができる環境作りを行うために、
毎年、コーディネーター・職員が避難誘導訓練とAED講習を受けています。
今年度は10/18(金)にAED販売会社の方に講師として来ていただき、講習会を行いました。

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まずはテキストを使っての講義です。

突然の心停止の多くは、心室細動が原因。
心室細動が起きると心臓が不規則に痙攣して、全身に血液を送れなくなってしまいます。
そのため、細動が起きた時は、3分以内になんらかの処置が必要です。
それに対し、救急車は到着まで平均8分かかると言われています。(困ったことに毎年伸びている)
そこで、その場にいる一般市民で除細動と心肺蘇生法が行えるように開発されたのが、AEDです。

AEDは「自動体外式除細動機」の略で、心室細動を起こした心臓に電気ショックを与えることで、細動(痙攣)を取り除くための機械です。
初めて講習を受けた時、まず驚いたのは、AEDが「除細動」を行う機械であり、止まってしまった心臓には全く効果がないということ。
そして、取り付けた時と、電気ショックの後、その後も2分に1回心臓の解析があることです。
講習を受ける前は「間違えて必要のない人に電気ショックを与えてしまったらどうしよう…」と考えてましたが、機械がしっかりと測定をしてくれるので、安心!
パッドを貼りつける場所や機械の使い方も、全部AEDのガイダンスが流れます。
最近の機種では、心肺蘇生法のやり方まで流れるものもあるとのこと。
意識のない人を発見したら、とにかく「迷わず、一秒でも早く」AEDを使うこと、そして、心肺蘇生法を行うことが大切だそうです。

講義の後には、人形を使って実践を行いました。

第1発見者役のコーディネーターが、「119番通報をする人」「AEDを取ってくる人」を指名して、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行いました。

胸骨圧迫は、AEDで電気ショックを与えて再び心臓が動き出した後も救急隊が到着するまで、ずっと続けなければいけません。
「胸の真ん中が5センチ沈む位の力」、「1分間に100回のペース」「全身の体重をかけて」ということで、とても体力が要ります。
疲れてきて、力が入らなくなったら交代をしないと、有効な心臓マッサージが行えません。

周りの人にお願いして、胸骨圧迫が止まらないように「息を合わせて交代する」練習もしました。1・2・3・はいっ!

みんな真剣な表情で、寒い部屋の中、汗をかきながら、必死で訓練を行いました。

 

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~ふり返り~

「毎回新しい気づきがあるし、何回も繰り返すことで、身体が動きを覚えていくのが分かる。『繰り返し』訓練することが重要だ」
AED講習や避難誘導訓練後の振り返りで、多くの職員から出る言葉です。
知識の確認や技術を身体に叩き込むことも大切ですが、それ以上に、自信をつけることで、「もしも」の時に、怖気づかず、気持ちを奮い立たせて対応できるようにすることに価値があるのではないかと思っています。

今年度のAED講習会は、センター長が
「日常の中では、みなさんの判断で今回の講習を活かしていただければと思います。
しかし、勤務中に利用者さんを守るための救命行動を行うことは、育成センター職員の義務になります。
今後も、それを自覚し、勤務に就いていきましょう」
と、改めて身の引き締まる言葉で締めてくれました。

そんなことが起こらないと思いたいのですが、これからも、「もしも」の時にしっかりと対応できるように、
知識と技術と自信を蓄えて、みなさんがいつでも安心して使える育成センターを職員一同、目指していきます。

 

報告:防災・避難訓練担当職員より

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