【研修報告】ユースコーディネーター養成研修「フォローアップ講座」
■昨年度、子どもたちの抱えている課題に気づいて受け止めるだけではなく、必要な支援につなぐことができる「一歩先の支援」について学ぶことを目標に、ユースコーディネーター養成研修を新規に実施し、大変反響がありました。その参加者を対象として、6月26日に「フォローアップ講座」を行いました。
■参加者は13名。3つのグループに分かれて、昨年度の研修内容のふりかえりやグループワークを行い、密度の濃い時間を過ごすことができました。
■まず、4回にわたって行われた研修内容を簡単にふり返った後、研修で出されていたキーワードをもとにペアワークを行いました。2人1組で相談する人と相談される人に分かれるのですが、それぞれ課題が与えられました。最初は、相談者は相談員が何を言っても納得せずに否定をし、相談員に共鳴しないという態度で悩み事の相談をし、その時に相談される立場の人はどう感じるかを体験します。
■次のペアワークでは、相談員は、相談者が自分自身で失敗の要因や、今後どうしていくことが良いかを考えられるような問いかけをします。
■このワークを通して、『相手目線』の理解と支援について考えていきましたが、それぞれのグループが一気に盛り上がりました。
■続いて、グループ毎に、小学6年生のA子さんの事例を通して、「私が気づき・支えること、私たちが支え・つなぐこと」をテーマに考えていきました。
■A子さんの現在の様子(事実)から、A子さんの状態をどのように見立てたか、個人や自分の所属ではどんなことができるか、グループメンバーで連携してできることやメンバー以外で必要な連携先や支援を話し合いました。これまでの経験や活動により、それぞれ違ったA子さんの捉え方があることが分かり、多くの気づきを得ることができました。また、それぞれの活動を情報共有する時間にもなり、グループごとに活発で真剣な話し合いが行われました。
■アンケートでは、「昨冬の内容をふり返ることができ、心を新たにまたがんばっていきたいと思った。」「一つの事例を検討することで、普段自分が現場で実践していることをふり返る機会になった。」などの感想をいただき、皆様の積極的な参加のおかげで、満足度91%の講座となりました。
★ご参加の皆さま、ありがとうございました。
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