活動レポート財団だより

  • 掲載日:2013年12月27日
  • 掲載者:事業課

道志小学校交流事業の報告④ ~夜の元町・中華街編~

陸に上がった子どもたちは、人ごみの中へと進んでいきました。

向かった先は中華街。

しばらくすると、目の前に極彩色の世界が広がりました。

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ここで、お待ちかねの「自由行動時間」。

お土産を買う最大のチャンスとあって、集合時間や場所等の説明をする間も、何となく落ち着かない様子の子どもたち。

話しが終わるや否やグループに分かれ、気になるお店へと足早に去っていきました。

 

「限られた時間の中、1軒でも多くの店を回って最良の品を手にしたい」という思いと「見慣れない品の数々を目の前にして、なかなかその場を離れられない」身体との葛藤。

手に入れたい品々を予算内にどう収めたらよいかの苦悩。

どの店に行くかを巡るグループ内の亀裂、そして見つけた素敵な品の情報を共有することで生まれる和解・・・

『はじめてのおつかい』ではないでしょうが、大人が介在しないことで、数々のドラマ(?)が生まれていました。

 

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買い物を無事に済ませ、夕飯でお腹を満たすと、街は夜の装いに変わっていました。

ネオンサインを背に次に目指したのは、横浜のシンボル『マリンタワー』。

 

暗がりに浮かび輝くタワーは、眼前に迫力をもって現れ、それとともに子どもたちからは「おーっ!」という歓声があがりました。

中に入ると、今度は迫力ある壁画のお出迎え。

横浜港の今昔を描いたタイル壁画で、「裸の大将」で有名な山下清画伯の絵を基に制作されたものだそうです。

 

絵の大きさもさることながら、使用されたタイルの数、約25万個(!)との解説に、またしても子どもたちから歓声があがりました。

 

展望フロアは、少し大人の雰囲気。

眼下に広がる昼間とは違う街の様子やフロアを包む静寂に、子どもたちの話し声も心なしか抑え気味。

吸い込まれるかのように街の灯りを見つめる男の子たち。

夜景を眺めに訪れた恋人たちを見て、何やら内緒話をする女の子たち。

そんな子どもたちの色々な表情が、夜景の上に重なって映し出されていました。

大人の世界にちょっとふれた子どもたちでしたが、まだまだ「大人」に修まる気はないようで、地上に降りれば、笑い合ったり、じゃれ合ったり、これまでと変わらない無邪気な姿を見せていました。

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見学ツアーも、マリンタワーで1日目は終了。

宿泊地である「野島青少年研修センター」で、2日目の朝を迎えました。

<つづく>

 

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